
昔、浅草に勤めていた頃から一度は行ってみたいと秘かに思っていた『駒形どぜう』。
念願かなって連れて行っていただいて、ドキドキ初体験です!
てっきり、ごぼうと開いたどじょうを卵で溶いたのが出てくるのかと思ったら、それは柳川鍋でどじょう鍋とは違うんだそうで・・・。
うひゃ~~、まるっきりどじょうだよっ!とちょっと引く様なヤツが出てきました。
頭も骨も柔らかく煮えてるそうで、丸のまま。

深さのほとんどない薄い鉄鍋にギッチリ詰まってのってます。
これに、ネギをたーっぷり好きなだけ乗せて、割り下を足しながら好みの煮具合にして行くのですが。

よし、これなら食べられそう。若干ネギ多めにしてルックスを隠す様にしてみたりして(笑)。ねぎがしんなりしてきたら食べごろですね。
・・・・けっこう美味しかったです。泥臭さとか生臭さも無く。
ただ、なんとも言えないヌルッと感が(苦笑)。これがどじょうをわざわざ食べる理由なんだろうなーと思わせる様な感じで、それがくせになる様な、なんとなく気持ち悪い様な。
でも、元気が出そう・・・というか、何となくたまにはどじょうでも・・という気持ちが分からないでもない。桜見た帰りにとか、今日はすっごく寒いからとか、夏バテ気味なのでとか、そんな感じの時に食べに行きたくなるのかも。
不思議な料理でしたが、この感じ、なんとなくベトナムとかで食べた料理に似てる。スタイルとかムードとか、その場所に昔から根付いてる粋な食べ方はこうだよ!みたいな感じが。上手く言えないけど、今やすっかりアジアだかアメリカだかヨーロッパだか分からないような日本も、昔はTHEアジアだったんだなぁ・・という様な感じがしました。
まっ、伝わりにくい変な感想ですが。
楽しかったです。そして多分、又食べに行きたいと思う気がする。
・・なんとなく(笑)。